農薬について 

                        
                        




茶も人と同じように病気になることがあります。
茶の病害として現在約50種類が報告されています。
そのなかでも主要な病害が炭素病・輪斑病・もち病・赤焼け病という病気。

人は「病は気から」とよく言いますが、お茶の場合「病は樹から」でしょうか・・
元気な樹を育ててあげるのも課題の一つですね。


これらの病気は病害の発生状況に合わせて予防してあげなければなりませんが、病原菌は非常に小さく
肉眼では観察することができないので事前に発生を予測することも困難なのです。
お茶の病気のほとんどは短期間のうちに集中的に発生するので病気に気づいてから農薬を散布しても手
遅れになってしまうという始末。困ったもんです・・・


                 
 ではどうするればいいんだろうか?
これはもう過去の病気の発生時期の天候や気温・湿度などから年間スケジュールを元に防除するしかな
いんですね。あとは園主の
経験です。もちろん自然相手ですから百戦錬磨というわけにもいきません。
防除をしても被害を受けてしまう園もあります。一年間大事に育ててきた茶園ですが、泣く泣く翌年に託します。

 



                        



畑に住んでいる虫たちは害虫だけではありません。

土手に咲く花に蜜を吸いに飛んで来るきれいな蝶やてんとう虫、バッタやかまきり、茶園に巣を張って餌を狙っているクモ、害虫を食べてくれる虫たちなどなど・・・

お茶を好きなのはどうやら人間だけでは無いようです。
新芽を好きな虫・大きくなった葉が好きな虫・幹や枝が好きな虫、茶の根が好きな虫。参ったなぁ、 う〜ん人間以上かも^^;

予防方法は各虫たちの発生状況を観察して、いつ頃から発生が多くなるかどうかを
察知して的確な防除をしなければなりません。  夏場は特に虫たちの動きも活発になります。
こういう時はお茶農家同士の情報交換、指導員さんからのアドバイスが重要です。

                       
                         新しいとりくみ
もあります。

       
少し見づらいですが、これはハマキコンと言って性フェロモンによってハマキガ類の交信をかく乱させて交尾を阻害して幼虫の数を減らそうというもの。
まだ試験的ではありますが、農薬をなるべく減らしてみなさんに安心して飲んで頂きたいという願いで頴娃町全域で据付けられています。

10a当たり、150本。4メートル間隔で据付けますが慣れるまでは苦労します。


                  

             

当園は「農薬取締法」に基づき、「農薬使用の安全基準」を守り農薬散布を行っています。
先程の2006年5月に残留農薬に関する規制・ポジティブリスト制が定められ
消費者のみなさまの農薬に対する関心も更に高まりつつあると思います。
私共も同じ消費者として、自分たちが作ったものに対して安全の保証できない
ものを販売することはできません。昔からも、そしてこれからも真面目なお茶づ
くりに取り組んでいきます。  


2006年度萌芽期農薬使用例

散布月/日 薬剤名 適用病害虫 希釈倍数 散布量(10a 安全使用日数 備考
3/26
ハマキコンN





フェロモントラップ
3/29 アクテリック乳剤
コミカンアブラムシ

カンザワハダニ
1000倍 340g 7日



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 お茶の美里園

              〒891-0701 鹿児島県南九州市頴娃町郡6208
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                  mail  info@ochanoha.com 
園主 山下 浩二


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